変数
Vの変数は:=
演算子で宣言および初期化できます。Vの変数はこれ以外の方法では宣言できません。つまり、いかなる変数にも初期値が存在するということです。変数の型は、右辺の値から推測されます。Vの変数はデフォルトでイミュータブル(immutable: 値を改変できない)です。
メモ: 変数の定義は、関数の内側でしか行なえません。Vにはグローバル変数もグローバルステートも存在しません。
変数の値を変更するには、変数がミュータブル(mutable: 改変可能)になっている必要があります。変数の宣言時にmut
キーワードを用いることで、変数をミュータブルにできます。変数に新しい値を代入するには=
を用います。
上のコードはmut
キーワードがないとエラーになります(イミュータブルな変数の値は変更できない)。 v
上のコードはコンパイルの段階でエラーになります(変数age
が宣言されていないため)。
上のage := 21
では、別のエラーがコンパイル時に発生します(変数age
が同じスコープ内で既に定義されているため)。非常にシンプルで覚えやすいルールです。値の宣言は:=
で、以後の代入は=
と覚えておきましょう。
Goと同様、不要な値は_
で受け止めて無視できます。これは値を複数返す関数で使われるのが普通です【TBD】。
命名のルール
以下は、変数の命名で守るべきルールの一覧です。
大文字を含んではならない(✖
AlphaTest
)区切り文字にはアンダースコアを用いる(○
hello_world
)できるかぎり、意味の明快な名前を付けること
名前に
__
を含んではならない名前に(種類を問わず)スペース文字を含んではならない
名前が11文字を超えたら必ず
_
で区切らなければならない
上のルールはsnake_case
が由来です。Vではsnake_caseスタイルが用いられ、また推奨されます(読みやすく、書きやすく、理解しやすいため)。
正しい名前
正しくない名前
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